開幕に向けて、主砲が慎重に歩を進める。西武中村剛也内野手(26)が10日、西武第2球場の室内練習場で右目眼窩(がんか)底骨折後初めてボールとバットを使った練習を行った。グラウンドには前日9日に降った雪が積もっていたため、室内で練習。キャッチボールと素振り、ネットに向かってノックを数球打って切り上げた。「ボールもしっかり捕れたし、遠近感は大丈夫。ホントはティーバッティングもできたけど、(手伝える)人もいないから1人で(ノックして)遊んでました」と笑顔を見せた。

 08年5月に左ほおを骨折した時は、球団が用意したフェースガードもつけずに2日後の試合から強行出場した。今回は目の近くということもあり「開幕に間に合うか?

 分かんないけど、様子を見ながら」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 [2010年3月11日7時44分

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