<オリックス4-4ソフトバンク>◇5日◇京セラドーム

 オリックス-ソフトバンクで、異例の「監督一騎打ち」が行われた。4日3死球をぶつけたオリックスが、逆に3死球を受け、7回のラロッカへの2死球目で両軍がベンチを飛び出し、本塁付近でにらみ合った。しかしその後、審判団が下がり、両軍監督がファンの前で口角泡を飛ばす言い合いとなった。1分弱ほどのサシ勝負が終わると、互いに背を向け、笑顔なくベンチへ引き揚げた。

 球審を務めた山村審判員は「両方で話し合ってもらうのが早いと考えた」と説明した。岡田彰布監督(52)はそのときの状況を明かし、「『当てる場面違う』いうても、ほな、当ててええ場面あるんか。これ秋山の言葉やで。おかしいやろ、て言うたった。当ててええ場面てどこやねん」と声を荒らげた。秋山幸二監督(48)は「死球が多いんじゃないのということだった。でも狙ってるわけではないからね」と話した。

 結局2日連続で警告試合が宣告された。山村審判員は因縁カードと認識し、残る15試合で「エキサイトしていれば試合前に警告することもある」と話した。

 [2010年5月6日9時21分

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