右肩痛からの完全復活を目指す阪神金本知憲外野手(42)が3日、今キャンプ初のブルペン投球を行った。投手陣が投球練習を終えた直後、伊藤トレーナーとともにブルペン入り。周囲が静まり返る中、マウンド手前から57球投げた。
投球中は捕手後方、自身の真横と2カ所からビデオ撮影。1球ごとに右腕の振りを確認しながら「どんな感じ?
いい?
素人みたいな投手やな」と、捕球役を務めた伊藤トレーナーに意見を求める姿も見られた。ラスト2球では「もうちょっと(リリースポイントを)前目でいってみようか」と、右肩に負担の掛からないポイントを探るなど、工夫をこらした。
球場を去る間際には「肘がもう少し上がってくると、もっといい感じになってくるな」と、笑顔で自身の改善点を指摘する余裕も見られた。また、打撃練習では和田打撃コーチをトス役にティー打撃。明日5日からの第2クールでは、マシン打撃の再開を視野に入れている。
[2011年2月4日11時12分
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