広島も“日体大化”でエッサッサ!?

 松田元オーナー(61)が4日、箱根駅伝に悲願達成のヒントを見いだした。広島市内の球団事務所で仕事始めが行われた。総帥は優勝校の戦いぶりを「日体大は3年生の主将で、1、2年生のノビノビした走りと、4年生の粘り、プライド、意地が絡み合った」と分析。「30年ぶりの優勝じゃろ?

 (広島の)22年ぶりの優勝もあるんじゃないか」と胸を高鳴らせた。

 キーマンに指名したのは堂林翔太内野手(21)だ。3年生ながら主将を務め上げ、5区の区間賞に輝いた服部とは同学年。「自分がリーダーになるぐらいの気持ちでやれば、雰囲気が出てくる」とハッパを掛けた。若手の台頭に、栗原、梵、東出らの中堅クラスが奮起すればチーム力が高まる。日体大も上級生の反骨心が、予選会からの快挙の原動力となった。昨季は9月で失速したが、若手とベテランの融合で最後までたすきをつなぎきる。【鎌田真一郎】