オリックス安達了一内野手(25)が燃えている。遊撃レギュラーだった大引が前日23日に発表された大型トレードで日本ハムに移籍した。24日、大阪天満宮「初天神梅花祭神賑」に参加した後任候補の安達は「すごいチャンスになってきた。テンションが上がってきた」と話した。

 自慢の足でかき回すつもりだ。オフは森脇監督の紹介でソフトバンク本多とともに自主トレ。走塁の技術を学んだ。「盗塁にはこだわっていきたい。20盗塁できれば。走るぞとプレッシャーをかけられる選手になりたい」。チームの掲げるスピード野球を体現する。

 野球に集中できる環境も大切にする。社会人出身の安達は退寮することも可能だが、「野球に集中したい。結果を残すまでは出ないです」ときっぱり。寮にとどまり、野球どっぷりの生活を送る覚悟だ。勝負の2年目、巡ってきた最大のチャンスをつかみ取る。