阪神榎田大樹投手(27)が来季の先発ローテーション入りへ向け、この秋は「制限付き練習」に取り組む。2泊3日のオーバーホールを終え、藤浪とともに甲子園での秋季練習に合流。30メートルのキャッチボールやダッシュを行い汗を流した。

 オーバーホールでは、医師から疲労を指摘された。「リハビリを完全にやっていた訳じゃなかったから、その分疲れがでているみたい」。昨年9月末に左肘を手術。その後、先発転向を見据えリハビリに励んだ結果、今年の開幕ローテ入りを果たした。一方でその影響がシーズンを終えた今、練習不足からくる疲労として肩にでているという。

 医師からの指示に従い、この日もキャッチボールは30メートルにとどめた。「(自分では)疲れはあまり感じない。去年のこの時期はリハビリだけだった」。疲労が解消され次第、キャッチボールの距離も徐々に延ばしていく方向。先発転向2年目へ、1歩ずつ準備を整える。