私生活を正して不動の正捕手へ。ヤクルト中村悠平捕手(24)が4日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1400万円アップの4000万円でサインした。今季は58試合の相川を上回る99試合に出場し2割9分8厘、41打点と打撃でも活躍。相川にFA移籍を決断させる成長を見せた。「頑張ったと言ってもらえたけど自分としてはまだまだです。来年は私生活から変えて、全試合出場を目指します」と言う。

 私生活といっても家庭だけではない。チームの家であるクラブハウスが実践の場だ。「例えば浴室のスリッパが乱れていたらきれいにそろえるとか。整理整頓をしたい。目配り、気配り。心配りです。そういう姿勢が捕手の心構えに通じる。野村さんが言っていました」と、元監督の教えを実践する。普段からきれい好きと自任するが、ゴミを拾うのは当たり前として、自分の持ち物だけでなく他人の物でも片付けるという。その姿は自然と周囲に影響を与えるだろう。

 本当の私生活も大事になる。1月に結婚した、まなみ夫人と20日に挙式し、22日から1週間、北イタリアへ新婚旅行に出掛ける。「おととしチャンスをもらったのに生かせなかった。それで結婚した。来年以降も引き続き、そういう思いを大事にして頑張っていきたい」と気持ちを引き締める。捕手に求められるのが責任感の強さ。公私ともに自覚を持ってヤクルトを引っ張っていく。【矢後洋一】