WBCオーストラリア代表が25日、府中市民球場で練習試合を行った。

全足利クラブ、全府中野球倶楽部と各7回制のダブルヘッダーで、2試合計17得点と打撃力を発揮した。気温約6度と慣れない極寒の中での試合で投手陣は乱調だったが、攻撃陣が奮起。全足利倶楽部との第1試合は4-5でサヨナラ負けしたものの、全府中野球倶楽部との第2試合は13-8で勝利した。

元メジャーリーガーで中日でもプレーしたデーブ・ニルソン監督(53)は「非常に寒くて難しいコンディションだったが、いい練習になった。チームは70%ほどの仕上がりで、これから上げていく」と話した。

侍ジャパンと同組のオーストラリア代表は、23日から提携している府中市で事前キャンプをスタート。3月1日に再び練習試合を行ってから、宮崎に移動して合宿を続け9日から東京ドームで行われる1次ラウンドに臨む。同監督は今大会での目標を「まずは2次ラウンド進出を目指す。自信はある」と意気込んだ。1次ラウンドで戦う侍ジャパンについては「タフなチーム。ナンバーワンプレーヤーのショウヘイ・オオタニがいる。世界で一番人気がありベストプレーヤー。そのような選手と対戦することに興奮している」と話した。