チーム最年長でリーダーシップを発揮してきたダルビッシュが、11日間の宮崎強化合宿を総括した。メジャー組で唯一、初日から参加。リリーフ右腕の宇田川ら投手陣だけでなく、野手とも交流を図り、侍ジャパンの結束力を固めた。「楽しかったです。収穫というか、みんな仲良くなれていると思うので、大きいと思います。このままの雰囲気でいけば、大丈夫じゃないかな」と胸を張った。

大会側の規定により、3月3、4日に組まれている中日との壮行試合にダルビッシュは出場できないが、2日にバンテリンドームで中日を相手にライブBP(実戦想定の投球練習)を行う。3イニングを想定し、40~50球程度。2番手で宇田川を2イニングを想定して登板させる予定だ。守備ありで、より実戦に近い形での練習となる。中日サイドも投手を準備し、侍ジャパン打者陣も実戦感覚を保つ。

大谷やヌートバーらメジャー組の合流も近く、ダルビッシュは「いい方向には絶対いくと思うので、楽しみにしてます」と頼もしい。WBC本戦の1次ラウンド2戦目、10日の韓国戦先発が予想される。「世界一とりたいというか、なるべく長く野球したいなって。1日でも長くしたいって思いはもちろんあります」。仲間とともに、チーム一丸となる。【斎藤庸裕】

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