1勝1敗で韓国戦に臨んだチェコは、先発左腕ルカシュ・エルツォリが初回から崩れ敗戦した。

先頭に中越え二塁打と中堅手の失策でいきなり無死三塁のピンチに陥り、1死三塁から3連打を浴び2四球を与えて1回だけでいきなり5失点。2回には先頭のパドレス金河成内野手に左本塁打で1点を追加された。

前日のナイターでは超満員の中で日本と対戦し、興奮と疲労が残っていた。パベル・ハジム監督は試合前に「日本戦の後はチェコでもすさまじい反響でした。選手たちは、夜遅くまでSNSなどで反響をチェックしていました」と明かしていた。

それでも4番マルティン・チェルベンカが5回先頭でチーム初安打となる左二塁打を放ったときは、スタンドのチェコ応援団がスタンディングオベーションで大盛り上がり。7回の1死一、二塁で5番マチュイ・メンシクが左翼線へ2点適時二塁打を放ち反撃したときなど、得点するたびにスタンドの応援団が活気づいた。

2回途中から2番手で登板した右腕ジェフ・バートが5回2/3を2安打1失点と好投し、チームの悪い流れを食い止めた。

ハジム監督は「我々は世界トップレベルの韓国とも9回まで戦い、もう全力を尽くした気持ちです。(大きな声援を受け)日本のファンの方々の素晴らしさを感じました」と話した。

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