韓国が大会新記録の22得点を挙げ、5回コールドで中国を下した。4回に朴健祐(NC)、5回にメジャーリーガー金河成(パドレス)と2本の満塁本塁打が飛び出すなど、3、4回と2イニング連続で打者一巡し、20安打の猛攻だった。

これで通算成績は2勝2敗としたが、B組は既に日本が1位、オーストラリアが2位通過を決めており、韓国は3大会連続の1次ラウンド敗退が決まっていた。

李強■(※■は吉を二つ横に並べる)監督は「選手は最後まで集中力を切らさず、最善を尽くして勝てた」と試合を振り返った。1次ラウンド敗退には「国民、ファンに申し訳ない。全ては私の責任。選手は最善を尽くした」と謝罪した。

韓国は第1回大会で4強、第2回大会では準優勝したが、その後は1次ラウンド敗退が続いている。違いについて李監督は「当時は先発、中継ぎがいて、選択の幅が広かった。今年は私の力不足でずれがあった。先発をもう少ししっかり決めるべきだった」と反省した。4-13で敗れた日本戦には先発候補も含めて10投手をつぎこんだ。このため、チェコ戦には朴世雄投手を中1日で先発起用せざるをえなかった。中国戦には中2日で元兌仁投手を先発させていた。

投手層の薄さが、今後の課題となりそうだ。

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