韓国リーグの昨季MVP李政厚外野手(24)が、初参加となったWBCで「世界で戦う力がなかった」と、3大会連続の1次ラウンド敗退に反省を口にした。

父は元中日の李鍾範というエリート。3番打者として4試合で14打数6安打5打点、打率4割2分9厘だったが「多くのファン、国民に申し訳ない。私を含む若い選手たちは、世界で戦う力がなかった。挫折せず、力を発展させる。次回大会は力を見せられるように準備できれば」と話した。

個人的には、今大会は手応えをつかんだ部分もあった。「(オフに)速い球と変化球に備えたことを試す舞台になった。日本の投手の球を空振りしなかったのは自信になった」。印象に残ったシーンは「ダルビッシュ投手を相手にヒットを打ったこと」と話した。

既に来季からのメジャーリーグ挑戦を表明している。日本の記者からNPBでプレーする希望を問われると「今は韓国でしっかりプレーしたい。(将来は)今のところアメリカに挑戦したい」と話した。

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