侍ジャパンの中大コンビがド派手に共演した。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」中日戦(バンテリンドーム)で、牧秀悟内野手(27)が初回の先制ソロ本塁打含む2打点の活躍。森下翔太外野手(25)も2回に一時勝ち越しとなるソロを放ち、アベック弾を決めた。2日のオリックス戦(京セラドーム大阪)からはメジャー組の試合出場が可能。2人そろってのWBC本戦でのスタメン出場に向け、猛アピールに成功した。
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勢いづいた“中大コンビ”は誰にも止められない。まずは中大21年卒の先輩、牧が打線に火をつけた。初回2死走者なし。中日大野の初球、真ん中付近の132キロカットボールを左翼席中段へ放り込んだ。ベンチに戻ると、恒例のホームランパフォーマンス「デスターシャ」を披露。「甘い球をしっかり振りにいこうという中で打てた1打席かな」とうなずいた。
兄貴分として、グラウンドの内外でチームの先頭に立っている。23年の前回大会はスタメン出場が3試合だったものの、今大会は二塁のレギュラー候補最右翼。持ち前の“コミュ力”でムードメーカーとしても活躍し、宮崎強化合宿第1クールが終わった15日の夜には選手、スタッフも含めた食事会で乾杯の音頭をとった。前日27日の試合後には大谷にSNSでロッカールームでの様子を投稿され「盗撮です。何て言えばいいんですかね。うれしいんだか」と苦笑いを浮かべた。
そんな先輩に触発されたかのように、中大23年卒の森下が続いた。同点に追いつかれた直後の2回無死。1ボールから低めツーシームを強振した打球は左翼へ。今季からバンテリンドームに新設された“ホームランウイング1号”となり「まだそんなに完璧っていう感覚ではないですけど、すごくいいバッティングができました」と話した。
試合後の絶口調ぶりからも、2人の好調さが垣間見えた。牧がヒーローインタビューで「(森下は)テラス使ってたので、自分はしっかりホームラン打てたかな」と愛ある“イジり”で口撃すれば、森下も負けじと「ホームランはホームランなので。全然負けてないです」。牧は「なかなかハマんないっすね」としながらも、2人で本塁打後のパフォーマンスを考案中であることも明かした。仲良し“中大コンビ”がWBC本戦でも打線の中軸を担うかもしれない。【水谷京裕】

