ガチンコ二塁対決や!

 WBC代表候補の鳥谷敬内野手(31)が二塁のレギュラーをかけ、「4番勝負」に臨む。19日、本大会開幕戦までの対外試合4試合で、松井稼頭央内野手(37)と2試合ずつ二塁先発を任されることが分かった。争いをリードしていた松井に、結果を残した鳥谷が並んだ形の戦いが、いよいよ最終局面を迎える。

 勝負の「4番勝負」だ。鳥谷と松井の侍ジャパン二塁レギュラー争いがいよいよ最終局面を迎える。3月2日の本大会開幕戦まで対外試合4試合。鳥谷は松井と2試合ずつ二塁先発を任されることになった。

 山本監督

 (鳥谷は)セカンド。(松井)カズオと半分で代わるような。(2人は)2試合、2試合になるだろうな。大会までには(レギュラーを)決めないといけないから。

 今日20日の紅白戦後に最終メンバー28人が決定する。鳥谷にとっては、23、24日のオーストラリア戦、26日阪神戦、28日巨人戦が勝負の4戦となる。17日広島戦では2番二塁で先発し、本職ではない二塁守備で安定した守備力を披露。打っても1安打し、一気に評価を高めた。五分五分の二塁レギュラー争いから抜け出すのか、内野のユーティリティーに落ち着くのか。2人の対決に注目が集まる。

 20日の紅白戦は二塁先発が濃厚。高代内野守備走塁コーチは「明日は今までやっていないポジションもあるかもしれない。具体的な名前は挙げられないけど、いろいろ試すことになる」と説明。本職遊撃に加え、三塁を守る可能性も出てきた。とはいえ、狙うはもちろん二塁レギュラー。たとえ相手がメジャーを経験した名二塁手であろうと、最終メンバー入りだけで満足するつもりはない。この日は練習休日のため、静養して英気を養った。二塁の座を奪い、3連覇に最大限貢献する。【佐井陽介】