-同じ日、スーパーフライ級のシーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)対ゴンサレスのWBCタイトルマッチもあります。この試合に関してはどう予想しますか

 井上 自分的には前回(3月の初戦はシーサケットが僅差の判定勝ち)もゴンサレスの負けはないなと思いました。今回はゴンサレスが頭をつかって戦うんじゃないですかね。ゴンサレス有利だと思います。

 -近い将来、ゴンサレスと戦う可能性もありますか

 井上 もちろん、やりたいのはやりたいけれど、ただ、自分がスーパーフライ級の体を維持するには限界があるので。でも、この時期にやれる、という保証があれば待ちます。

 -クアドラス対ファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)のWBC挑戦者決定戦もあります

 井上 トップ同士の良い試合になると思います。自分が防衛戦で戦った選手(ダビド・カルモナ=メキシコ)とクアドラスが3月に戦ったあとでのエストラーダ戦なので、(間接的に)自分がどの位置にいるのか計れる試合だと思います。

 -同じイベントでスーパーフライ級の3試合が行われるので、意識するところがあるのでは?

 井上 誰が強いのか、そういうところが見えてくると思います。自信はあります。それだけの練習もしていますから。

 -今回の試合をきっかけに米国で戦う機会が増えそうですね

 井上 今回、うまくいってオファーがあれば、年間3試合のうち1回ぐらいは米国で戦いたいですね。

 -ニエベス戦に向けた意気込みを聞かせてください

 井上 いままで以上にモチベーションは高いし、勝ち方にもこだわっています。自分のボクシングを見せて、豪快なKOで米国のファンにアピールしたいですね。