ボクシングのダブル世界戦(13日・エディオンアリーナ大阪)の調印式と前日計量が12日、大阪市内で行われ、4選手はいずれも1回でパスした。初防衛を狙うIBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載と挑戦者の岩佐亮佑はともに55・2キロだった。

 王者小国は、挑戦者カラーの青いグローブを選んだ。シューズも故郷の兵庫・赤穂の四十七士にちなみ、4と7の数字の入った青。高2の全国大会で完敗から始まった因縁もあり「挑戦者の気持ちでいきたいので」と説明した。髪は「染めた時は全部KO」という赤毛も「KOのつもりはなく、王者の赤でもない」。看板の口は抑え気味に「嵐の前の静けさ。終わったら爆発、しゃべり倒す」と防衛には自信を見せた。