プロレスラー大仁田厚(60)の現役最後の試合と引退式のオープニングに、愛弟子のミス・モンゴル(上林愛貴、41)が登場し、開会宣言を行った。

 ミス・モンゴルは9月25日に、お笑いトリオ・東京03の豊本明長(42)と初夏に結婚し、妊娠したと発表していた。この日は夫の豊本が、スカパー!のプロレス、格闘技専門チャンネル「サムライTV」の生中継にゲスト解説として出演。ミス・モンゴルは夫の前で次のように開会を宣言した。

 ミス・モンゴル 本来なら私も、試合で大仁田さんをお見送りしたかったところですが、ただ今、妊娠中につきまして、開会宣言のごあいさつという形で関わらせていただき、光栄です。大仁田さんの元に来て20数年たちまして…ここ数年、組ませていただいたり、戦わせていただいたり、シングルもさせていただき、たくさんのチャンスもいただいた。いなくなるのは、寂しいこと。常に見守ってくれるであろうと思い、残された選手は邪道魂を引き継いでいきたい。産休が明けたら、邪道魂を背負って戦いたい。

 一方、豊本はゲスト解説として「7回目の引退…甲子園みたいな感じ。FMW旗揚げから、ずっと見てきたので引退という看板を掲げられると寂しい」と語った。

 大仁田は試合前、後楽園ホール入り口の公式グッズ売店に、還暦を迎えた25日にも着た赤い革ジャンを着て登場し、ファンと2ショット撮影会を行った。撮影会には多くのファンが殺到し、ホール南側から東側まで長蛇の列が出来た。