IWGP USヘビー級選手権は、新鋭ジェイ・ホワイト(25)が、初代王者ケニー・オメガ(34)を倒し2代目王者に輝いた。オメガの繰り出す大技をもうろうとしながらも耐え抜くと、最後は得意のブレードランナーで形勢を逆転。29分54秒、片エビ固めでベルトをもぎ取った。

 対戦相手のオメガは4日に米国WWEのレジェンド、クリス・ジェリコ(47)の挑戦を退け、4度目の防衛を果たしたばかり。しかも加入の誘いを断ったバレットクラブの象徴を3週間後に退けた。「完璧だ。バレットクラブが分裂するまでに陥れてやった」とニヤリ。試合後、バレットクラブのコーディ・ローデス(32)が登場。パイプイスで同僚のオメガに殴りかかろうとすると、かつてオメガと「ゴールデン☆ラヴァーズ」を組んだ飯伏幸太(35)が救出に現れた。波乱含みの展開で、今年の雪の札幌2連戦は幕を閉じた。