昨年の女子トーナメント、メイ・ヤング・クラシックで優勝した「海賊姫」カイリ・セイン(宝城カイリ=29)が必殺インセインエルボーで2連勝を飾った。

 レイシー・エバンスとのシングル戦で、体格に勝るエバンスに挑発され、エプロンからのエルボードロップ、ラウンドハウスキックを決められて劣勢スタート。パワーに圧倒されながらも、スピアーで局面打開したセインは、行進ポーズからのスライディングDを成功させると、フライング・カブキ・エルボーを立て続けに決めた。最後はトップロープからのインセインエルボーをレイシーの体に打ち込んで、3カウントを奪取した。先週のヴァネッサ・ボーン戦に続き、2週連続でシングル戦を勝利で飾ってみせた。

 8日の祭典レッスルマニア34大会では、同大会で初開催された女子バトルロイヤルにも出場。他NXT所属選手とともにロウ、スマックダウンの「一軍」レスラーと互角に渡りあい、存在感をみせつけていた。