「ジョシカク界最強の大物」と称される浜崎朱加(36)がRIZINデビュー戦を3-0の判定勝ちで飾った。

 「ジョシュ・バーネットの秘蔵っ子」アリーシャ・ガルシア(24=米国)の打撃に苦しみながらも、最後はあと1歩で関節技一本勝ちというところまで追い込んで勝利。「3年半ぶりの日本での試合でした。盛り上げたいと思って今日の試合に臨みましたが、1本を決められずにふがいない」と顔をしかめたが、きっちりと白星をつかんだ。

 高校、大学、実業団と柔道の一線で戦い、08年に総合格闘技の世界に足を踏み入れた。10年にはJEWELS初代ライト級女王になると、UFCを目指して渡米。12年に米国女子MMA団体の「インヴィクタ」に参戦し、15年10月にはアトム級で日本人初の世界王者となった。その後は2度の防衛を重ね、タイトルを返上。RENAの練習パートナーを務めるなどしてきた。

 この日はガルシアの強気な攻めで序盤に鼻血も出たが、「課題があった」とあえて打ち合いに付き合う負けん気も強さも見せた。今後については「誰でもいい。最後まで取り切れるように練習していきたい」と継続参戦を約束した。