プロボクシングの元東洋太平洋2階級制覇王者(スーパーミドル級、ライトヘビー級)西沢ヨシノリ氏(本名・良徳、52)が、大橋ジムのトレーナーに就任した。

 同氏の現役時代の所属先ヨネクラジムの先輩でもある大橋秀行会長が28日に明かしたもので「(西沢氏)自身の申し出」で新トレーナーとして加入したという。既に後進の指導に当たっている。

 長野・上田市出身の同氏は19歳で上京し、ヨネクラジムに入門。85年にプロデビューし、97年に日本ミドル級王座を獲得。その後、東洋太平洋王座の2階級を制覇した。04年にはWBA世界スーパーミドル級王座、WBC世界同級王座にも挑戦した。遅咲きの王者として「中年の星」と呼ばれたが、41歳だった07年2月に日本ボクシングコミッションから引退勧告を受け、海外で現役を続行。13年8月に現役引退を表明していた。