元UFC2階級同時制覇(フェザー級、ライト級)王者コナー・マクレガー(30=アイルランド)が10月6日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで現UFCライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(29=ロシア)に挑戦することが決まった。3日(日本時間4日)、発表された。

 16年11月のUFC205大会でエディ・アルバレス(米国)に勝って以来、約2年11カ月ぶりのオクタゴン復帰となる。

 昨年8月、米ネバダ州州ラスベガス・T-モバイル・アリーナで、ボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)とボクシングルールでのメガファイトに挑んだ。ボクシングデビュー戦ながらも10回TKO負けと健闘し、大きな注目を浴びて高額のファイトマネーもゲットした。その後、UFCデイナ・ホワイト社長からオクタゴン復帰を要請を受け入れず、保持していたライト級王座を剥奪。4月には米ニューヨークで、UFC選手の乗車したバスを襲撃し、選手2人を負傷させる大事件を起こした。暴行と器物破損の罪で訴追されていたが、先月26日に米ブルックリンの裁判所で司法取引に応じ、罪を認める代わりに収監を免れ、試合復帰への準備を進めていた。

 ヌルマゴメドフは通算26戦全勝と無敗王者。ライト級の強敵との防衛戦を制し、同級最強のファイターとした名をはせている。