ボクシングIBF世界フライ級4位黒田雅之(32=川崎新田)が、J1川崎Fの後押しで世界王座を狙う。

3日に川崎市内の事務所に藁科社長を表敬訪問し、世界戦協賛に感謝の意を伝えた。黒田は5月13日に東京・後楽園ホールで、同級王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)に世界再挑戦する。

川崎新田ジムと川崎Fは10年前から、地域密着でさまざまな連係を図ってきた。今回はPRイベントや集客でバックアップを受ける。黒田が5日のC大阪戦のハーフタイムに登場してあいさつ。後援会では観戦者を募集中で、定員100人完売も目前という。

藁科会長から「クラブ全体で応援している。必ず川崎市のジム初の世界王者に」と激励され、「96(クロ)」番のセレモニー用シャツを贈られた。黒田は社員の前でミット打ちも披露し「世界王者になって一緒に川崎を盛り上げたい。次はベルト持ってくる」と約束。新田会長も「国内では令和初の世界戦で、川崎Fの2連覇の勢いに乗りたい」と期待した。