プロデビュー戦を鮮やかなTKO勝ちで飾ったボクシング木村蓮太朗(駿河男児)が地元・富士市で次戦を行うことが29日発表された。「ふじの国プロフェッショナルボクシング」(9月27日、ふじさんめっせ)セミファイナルのスーパーフェザー級6回戦に出場。相手は、12戦8勝(6KO)3敗1分の太田卓矢(とよはし)に決まった。

東祐也(北海道畠山)とのデビュー戦は得意の左ストレートがさえ渡り、2回に左がヒット。ラッシュからの右アッパーでとどめを刺した。「1回は考えすぎて硬くなってしまった」と振り返ったが、2回は反省を生かし、冷静に対処できたのが勝因だと分析した。

地元凱旋(がいせん)試合もデビュー戦に続き無観客での開催が決定。「友達や応援してくれる人に見てほしかった。相手の出方を見てカウンターを合わせ、KO決着に持ち込みたい」と意気込んだ。

会見にはバンタム級8回戦で初のメインイベントに登場する5戦4勝(3KO)1敗の村地翼(駿河男児)も同席。川端遼太郎(真正)との対戦が発表された。【倉橋徹也】