シュートボクシング女子世界フライ級王者のRENA(28)が、20年初戦を勝利で飾った。元DEEP・JEWELSストロー級暫定王者の富松恵美(パラエストラ松戸)に3-0の判定で勝利した。

2回に富松のグラウンドでの攻撃に苦しむも、最終3回は得意の打撃で見せ場をつくった。

RENAは「みなさんの前で戦えることが、あらてめてすごく楽しく、すてきな事だと感じています。みんなで格闘技を思いっきり楽しめたらなと思っています」とあいさつ。その後「私事ですが」と続けると、「RIZINで約5年間お世話になり、楽しく厳しい時期を経験させていただきましたが、あと2、3試合でこのリングから降りようかと思っています。『RENA最終章』、もう少し頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、今後のRIZINでの戦いについて言及した。

RENAは、15年大みそかのRIZINで総合デビューを果たしていた。

試合後の公式会見では、リング上でのコメントについて報道陣から聞かれ、思いを説明。「終わりを決めないと頑張れないし、最高のパフォーマンスを発揮できないと思ってきた。グダグダになるより、期間を決めてがっつりやって完全燃焼したいと思ったのがきっかけ。終わりを決めて、ベストパフォーマンスを出したいので『最終章』をより、楽しみにしてもらいたい」と残り数試合で、現役を引退する意向を示した。