ボクシング日本スーパーウエルター級タイトル戦の前日計量が3日に都内で行われた。同級王者松永宏信(33=横浜光)に同級1位清水優人(32=木更津)とも、リミットの69・8キロでクリアした。3日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。

松永は昨年8月に王座を獲得し、11月に4回TKO勝ち以来2度目の防衛戦となる。当初は3月の予定が再三延期となったが「気持ちは切れなかった。仕上がりはいい」と自信の笑みを見せた。「この階級では足の出入りやスピードが長所」とアピール。「縦横無尽に動きたい。長身の相手なのでボディーも」とベルト死守を期した。

清水は昨年11月の挑戦者決定戦を勝ち上がり、16年以来となる2度目の王座挑戦となる。間隔が明き、実戦練習も不足したが「集中的に体作りができ、対策もしっかりできた。プラスの期間」と手応え。4年ぶりの挑戦にも、右拳を痛めていたこともあり、「ベストの時期」。「運動量で後手に回らないこと。強い王者を倒して評価を上げたい」と秘めた闘志を口にした。