棚橋弘至(44)が、ライバル鷹木信悟(38)への“愛”を語った。6人タッグでの試合に勝利後、敗れた鷹木に対し「今この時期、このタイミングで巡り合えたことを感謝します」とコメント。初挑戦となるNEVER無差別級のタイトルマッチ(30日、愛知)まで1週間を切ったが「ここ数年にないくらい充実している。(この期間が)もっと長く続けばいいのに」と心境を明かした。

試合ではにらみ合い、エルボー合戦を繰り広げるなど、常に闘志むき出し。17日の今シリーズ開幕後からお互いに挑発を続けてきたが「俺が引き出されたのかな」と闘志の源はライバルの存在にあると気付いた。さらに「鷹木選手の力量はチャンピオンとしてふさわしい。他団体でもチャンピオンになって、何たるかを知っている」と実力も認める。

試合終了後には、飯伏、ワトと一緒に、涙した18日以来のエアギターを披露。集まった観客への感謝も忘れなかった。「鷹木選手がイメージする以上の棚橋で名古屋に行ってきます。1週間後、チャンピオンになる姿を楽しみにしていてください」。ライバルとファンへの愛を30日、最高のパフォーマンスで表現する。