ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が14日、東京・新宿区の所属ジムで2度目の防衛戦に向けて新シューズの本格テストに入った。

5月下旬に国内開催でV2戦が計画される村田は、契約先のナイキ社製の新シューズ「ハイパーKO2」を試し、サンドバッグ打ちなどで感触を確認。「(長距離走用の)厚底仕様でかかとが少し上がる感じですね。慣れたらいけるかな。慣らしてみたいと思う」と前向きな姿勢を示した。

19年12月のスティーブン・バトラー戦以来、約1年5カ月ぶりとなる防衛戦計画が着実に進んでいる。プロ転向後最長ブランクとなるものの、ボグシング技術、練習メニュー、道具に至るまで貪欲に追求。先月下旬に千葉・成田市内で臨んだ走り込み合宿での持久走タイムも最速を更新した。村田は「試合が近くなっていると思いながらやっています」と口調を強めた。