ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピック(五輪)を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が6日(日本時間7日)、試合地の米国テキサス州アーリントンで記者会見に臨んだ。8日(同9日)に2階級制覇をかけて、同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑む。

高山は「機会を与えていただき、ありがとうございます。世界タイトルを奪取して帰ります。ソト選手は勇敢でいいファイターですが、私にはそれに対する経験があり、この戦いの準備はできています」と勝利宣言。急なオファーで決まった試合で、減量を含めた調整期間はわずか3週間だった。高山にとって約4年9カ月ぶりの世界戦、しかも米国での試合とハードルは高く重なっている。

王者ソトは18勝(12KO)1敗の戦績を誇る。若く勢いのある王者に、高山は百戦錬磨のキャリアをぶつける。