“格闘家デビュー”の元光GENJIで俳優の大沢樹生(52)が俳優の木下ほうか(57)とキックボクシングルールで対戦し、0-3判定で敗れた。

芸能界で共演はなく、前日計量も欠席した木下とはこの日が初対面。「上下関係が厳しい世界だが無礼講でやらせてもらう」と闘志をみなぎらせていたが、空手黒帯の木下に全く歯が立たなかった。

1回から積極的に仕掛けるも、ローキックを何度も浴び、打撃でも圧倒された。それでも敗戦後は「できることはやった。すごく後悔のない挑戦だった」とすがすがしい表情。木下からは「もっと簡単に勝てると思っていたが、負けん気を感じた」と言葉をもらい、笑顔を見せた。

プロレス好きで18年末にはリングに上がったこともある。4月の前回大会を観戦し、プロデューサーの小比類巻氏に出場志願。5月からジムに通い始めた。「舞台も映画も与えられた期間で完璧に役作りをして臨む」と俳優らしく、本番にきっちり間に合わせた。

出場が決まった後も「(光GENJIの)元メンバーから一切連絡がない」という。敗れはしたが、大好きな格闘技を堪能。「新たな目標ができた。次また挑戦させていただきます」。5歳年上の木下に敗れたが“ガラスの50代”大沢はさらに強くなって帰ってくる。【松熊洋介】