RIZIN30大会(9月19日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する武田光司(26=BRAVE)が2日、オンラインで練習を公開し、黒光りの肉体を披露した。

前回出場した3月のRIZIN27大会前の公開練習では日焼けサロンのマシンに入る様子を見せていた。本番のパンクラス王者の久米との試合でも勝利し「強さ、黒さ=武田」を証明した。この日は「自然のエネルギーで焼いているところを見せたい」と屋外で子供用のプールに入った姿で登場。雨天ではあったが「1時間くらい焼いていた。少しの紫外線も無駄にしたくない」と貪欲に黒さを求めた。

久米との試合では壮絶な打ち合いを制し「日本で1番強いといわれた久米選手に勝ってスキルアップできた」と成長を実感した。今回対戦する矢地については「ディフェンス能力やオフェンス能力が高いので気を抜いたらやられてしまう」と警戒。前回の試合をチェックし「体の使い方がうまくなっている」と分析した。

武田は、同じBRAVE所属で今回初出場となる初代K-1WORLD GPウエルター級王者の久保と一緒に練習を行っている。タイミングをずらした打撃などを取得し「攻撃力がアップした」と手応えを得た。朝倉兄弟が所属するトライフォース赤坂にも週1回通い、高いレベルに身を置き、技術を学んでいる。

前回の久米戦では倒されても立ち上がり、顔面から流血しながらも判定勝ち。「ガッツや根性も持ち味なので試合では出し続けたい」。“日サロトレ”は今後も週3、4回続けていくという。「本当はもっと黒い。会場では見えないかもしれないですね」。暗い会場でも光り輝くパフォーマンスを見せて勝利をつかむ。【松熊洋介】