フューチャー・オブ・スターダム選手権試合で、第7代王者琉悪夏(17)が挑戦者のレディ・C(26)を退け、10月9日の大阪城ホールでの戴冠後初防衛を果たした。

ヒールグループ「大江戸隊」のメンバーだが、この日は真っ向からぶつかった。試合を通して、177センチの現役最長身女子レスラーをまったく寄せ付けず。4分42秒、必殺技のダイビングボディープレス「冷凍庫爆弾」をさく裂させ、3カウントを奪取した。

試合後、桜井まいと月山和香から挑戦を受けたが「もう少し強くなってからきてもらえる? 初勝利もまだやろ」とまったく眼中にない様子。「まあ、でもかわいそうだからさ、まとめてやってあげるね」と不敵な笑みを浮かべた。

バックステージに涼しい顔で現れた王者は「余裕勝ちしちゃった」と舌をぺろり。挑戦者について問われると「最後にシングルを戦った時からは、ほんの少しだけ、ほんの少しだけ強くなっていた。でも、まだまだ弱い」と振り返った。「(次期挑戦者の)あの2人からも余裕で勝って、両国で羽南と戦いたい」と力を込めた。