19日のエリミネーション・チェンバー(EC)大会(サウジアラビア)でEC形式WWEヘビー級王座挑戦を控えるブロック・レスナー(44)が“おきて破り”で圧倒的な存在感を示した。

EC戦は4つの小部屋が設置されている金網に覆われたリングで6人が競い合う試合形式。19日は王者ボビー・ラシュリー、レスナー、セス“フリーキン”ロリンズ、リドル、オースティン・セオリー、AJスタイルズの挑戦者5人が出場する。

ロウ・オープニングに登場し「王者として(4月の祭典)レッスルマニアに出場する前にEC防衛戦で勝たなければならない」と意気込む王者ラシュリーの前に、挑戦者となるロリンズ、リドル、セオリー、AJスタイルズが次々と姿をみせた。ロリンズが「ラシュリーを倒せるヤツを知っているぞ。“フリーキン”ロリンズだ!」と挑発すれば、AJスタイルズも「俺のレッスルマニア行きを誰も止められない」と豪語した。負けじと挑戦者たちに反論しながら「どこにいるか知らないが、EC戦でレスナーを倒して俺がWWEヘビー級王者としてレッスルマニアに行く」と力強く宣言していると、レスナーがリングに上がった。

ラシュリーとにらみ合って一触即発ムードとなった後、背後から襲い掛かってきたセオリーを捕獲。投げっぱなしジャーマン連打の後、ラシュリーに見せつけるようにF5でセオリーを投げ飛ばした。ただ、この日のレスナーはこれで終わらなかった。セオリーが得意とするリング上での自撮りにも挑戦。ダメージ蓄積の表情を浮かべるセオリーとともにスマートフォンで自撮り撮影。そのショットはWWE公式SNSを通じても拡散されるなどちゃめっ気までみせ、王者や他挑戦者らとの格の違いをみせつけた。