57歳のレジェンドとなる“ストーン・コールド”スティーブ・オースチンが19年ぶりの試合に臨んで勝利を飾った。

ケビン・オーエンズのコーナー「KOショー」でトークするとアナウンスされていたが、オーエンズにノーホールバード戦を要求されると受諾。観客席やステージで暴れまわった上に必殺のスタナーでオーエンズを沈め、ビールをがぶ飲みした。

レッスルマニア第1日のメインイベントで組まれたトークショー。先にリングに向かったオーエンズから「リスペクトがなければスタナーを決めてやる」と挑発されると、オースチンがバギーに乗って登場した。リングでにらみ合ったオーエンズから「嘘をついていた。本当はおしゃべりではなく試合がしたいんだ。(何でもありの)ノーホールズバード戦で」と対戦要求された。

するとオースチンは「俺の最初の試合はテキサス、最後の試合もテキサスにできるぞ」と03年4月以来、実に19年ぶりの試合を受諾した。ビールを飲みながら観客席で乱闘に発展すると、解説席にオーエンズを投げ飛ばして打撃を連発。さらにステージでスープレックス2発を成功させると、リングに戻ってオーエンズのスタナーを浴びたものの、何とか2カウントで回避した。

パイプいす攻撃を狙ったオーエンズの自爆を見極めると、その隙にスタナーで頭部を破壊し、3カウントを奪ってみせた。19年ぶりの試合を勝利で飾ったオースチンはコーナーに上がって浴びるようにビールをがぶ飲みしていた。