「LA DOJO」タッグが、喉から手が出るほどに欲していた初勝利を不屈の精神でつかみとった。

第5試合、WTL初出場となったアレックス・コグリン(28)ゲイブリエル・キッド(25)組が、EVIL、高橋裕二郎の「ハウス・オブ・トーチャー」と対戦。終盤にはディック東郷、SHOの介入を許すなどダーティーファイトに苦しみながらも、道場の師匠、柴田勝頼譲りの闘志を発揮。ひるまずに戦い抜き、最後は10分46秒、コグリンが高橋に鮮やかなブロックバスターホールドを決めて3カウントを奪取した。

この日を迎えるまで今だ勝ち点0は「LA DOJO」タッグのみ。あと1歩の所まで追い詰めながらも勝ち切れない戦いが続き、開幕6連敗を喫していた。それでも「俺たちは成長している。幸せだ」(コグリン)と、決して後ろを向かなかった。

NEVER無差別級6人タッグ王者でもある2人もたたきのめし、勝ち点2をゲット。陽気にバックステージに現れた2人は、「やったぞ。今度こそ勝って言っただろ」と、初勝利をかみしめた。そして、キッドは「みんな聞いてくれ。絶対に諦めるな。俺たちはそう信じて諦めなかった」と、4年間練習をともにしてきたパートナーとの初勝利に胸を張った。同級王座への挑戦も要求。LA DOJOコンビが根性で這い上がっていく。