元WBO世界フライ級王者木村翔(34=花形)が国内未公認王座の決定戦に臨んだものの、2戦連続のドローとなった。WBAインターナショナル同級王座を懸け、前王者で東洋太平洋同級8位のウラン・トロハツ(29=中国)と拳を交え、0-1(93-97、95-95、95-95)で引き分けた。昨年5月、堀川龍(三迫)との同級8回戦で引き分けて以来のリングだったが、またもドローとなった。

トロハツは19年大みそかに当時のWBO世界フライ級王者田中恒成(畑中)にも挑戦した経験がある強敵。木村は手数多く積極的に攻めたものの、相手の右を被弾するなど競り合う展開となっていた。現在、世界ランキングから外れている木村にとっては世界再挑戦を見据えた大事な23年初戦だった。