プロボクシング元WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(23=志成)が3月29日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦に臨むことが17日、発表された。

同級3位として同級6位の元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺卓也(34=DANGAN AOKI)とベルトを懸けて拳を交える。17日には都内の所属ジムで両者そろって会見した。

再起戦となった昨年7月以来、約8カ月ぶりのリングとなる。ジム移籍初のタイトル戦となる森は「冬の雪のイメージで」と白いスーツ姿で登場。1階級上で再びアジアの王座を目指し「しっかりとベルトを取りたい。相手どうこうではなく、しっかり仕上げれば必ず勝てる相手だと思う」と自信をのぞかせた。

昨秋には約2カ月間、同門のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)と一緒に米ラスベガス合宿を消化。尊敬する大先輩と一軒家で一緒に生活し、一挙手一投足を見てきた。森は「手本となる井岡選手について、すごく価値ある生活できた。試合前の取り組み、練習など学ぶべきものもあった。良い経験になりました」と振り返った。周囲への気遣いも忘れない井岡の姿勢もチェックし「ボクシング以外でも学べるところはありました」と手応えを示した。

今年の目標の1つはタイトル奪取。23年初戦で、そのチャンスが巡ってきた。「ここはしっかりとベルトを取り、誰とやっても負けない実力をつけたい。移籍にて初メインですし、倒して勝ちたいと思う。倒すだけでなく、倒すまでの過程もみせていきたい」と強調していた。