第4代DEEP☆KICK63キロ以下級王者のKENTA(30=HAYATO GYM、RISEライト級7位)が、元年俸120円Jリーガーで20年末から格闘家に転向した安彦考真(45=Executive Fight 武士道)と68キロ契約3分3R(延長1R)で対戦し、判定3-0で勝利した。

試合後の会見では勝利にも笑顔はなく「倒しきれず、悔しいです。思っていたよりもつかまえづらさがあった。反省しています」と語った。

序盤から冷静な試合運びで相手にプレッシャーをかけ、終盤は完全に流れをつかんでいたが仕留めきれなかった。「やってきているレベルが違うと思っているので、そこを踏まえて(オファーを)受けて。初の68キロで(試合が決まって)2週間で12キロ落としました。調子は良かったですけど、頭のイメージがわいていなくて、もう少し意識が足りなかったかなと思います」と話した。

試合後は安彦に勝利者トロフィーを譲った。「勝って当たり前の状況の中で、倒せなかった僕の負け」と語り「中間距離の蹴りからパンチの距離に入ると、近くに入ってきて組み付いてきたので。そこの対策をもうちょっとイメージしておけばよかったなと思っています。勝ったとは思っていないですね。これをきっかけに変わっていけないと上にはいけない」と冷静に語った。