プロボクシング元世界3階級制覇王者で3150FIGHTファウンダーを務める亀田興毅氏(36)が、16日にIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦に出場する前王者で同級3位のレネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)のパンチをミットで受けた。

同世界戦を自らマッチーメークし、興行プロモーターとなるため、同級4位重岡銀次朗(23=ワタナベ)とIBF暫定王座ベルトを争うクアルトの公開練習を11日、都内のジムで視察。公開練習メニューの最後にドラムミットを持ち、リングイン。昨年7月まで世界王者だったクアルトの右ストレート、左フックを受けてパンチ力を確認した。クアルトの右ストレートを受けた際には後ろに吹き飛ばされるシーンもあった。

クアルトは、重岡を序盤でKOする姿勢を示し「勝つことは簡単な仕事だ」と自信を示した。亀田氏は「スピードがあるし。パンチがかたい。ストレートは上からドスンと落ちてくる感じあるし。トレーナーは(元世界6階級制覇王者マニー・)パッキャオのトレーナーやし、元世界王者。銀次朗選手も警戒しないといけないかも」と率直な感想を口にしていた。