プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者で現WBA世界同級6位の井岡一翔(34=志成)が6月24日、東京・大田区総合体育館で、同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)に挑戦することが24日、発表された。

昨年大みそかでWBA、WBO世界同級王座統一戦で拳を交え、0-1で引き分けて以来、約6カ月ぶりの即再戦となる。これまで井岡の国内世界戦はTBS系で全国生中継されてきたが、今回は初めてABEMAでPPV(ペイ・パー・ビュー)ライブ配信される。

ABEMA格闘チャンネルの北野雄司エグゼクティブプロデューサーは「PPVは一部の選手しかできないもの。井岡選手を知らないボクシングファンはいないと思う。もともと志成ジムさんと話し合い、このタイミングになった。フランコ選手との再戦を狙ったわけではない。アンダーカードは志成ジムさんに相談して無料になる可能性はある」と説明。PPV料金などは近日中に発表される見通しだという。

23年の日本勢世界戦は、1月の重岡銀次朗(ワタナベ)のIBF世界ミニマム級王座挑戦、WBO世界同級王者谷口将隆(ワタナベ)の2度目防衛戦がABEMAでライブ配信(無料放送)。4月8日のWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)の防衛戦、元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)のWBA世界同級王座決定戦のダブル世界戦がAmazonプライムビデオでライブ配信された。また同16日には重岡兄弟(優大、銀次朗)のミニマム級ダブル世界戦がABEMAで配信(無料放送)された。

今後は5月20日(日本時間21日)に元WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M・T)が米ラスベガスでアンドリュー・モロニー(オーストラリア)とのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を控えており、WOWOWライブで生中継予定。前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)が7月25日、東京・有明アリーナでWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦するカードはNTTドコモの新動画配信サービスLemino(レミノ)でライブ配信予定。これで井岡の6月の世界挑戦もABEMAのPPV配信が発表され、上半期の日本人による世界戦は全国中継されないことが決まった。

国内世界戦の配信は21年12月の井上尚弥(大橋)-アラン・ディパエン(タイ)戦がひかりTVとABEMAで生配信されたことを皮切りに、昨年4月に開催されたWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦、村田諒太(帝拳)-ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦のAmazonプライムビデオによるライブ配信で一気に注目された。その後、同6月の井上尚弥-ノニト・ドネア(フィリピン)戦、同11月のWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王座統一戦の寺地拳四朗-京口紘人(ワタナベ)戦もAmazonプライムビデオで配信されて成功を収めた。

同12月、井上尚弥のバンタム級4団体王座統一戦となったポール・バトラー(英国)戦ではNTTドコモのdTVも参戦。今年4月にはひかりTVと合併したことを契機にNTTドコモが新サービスLeminoをスタートさせ、井上の世界戦を配信することになるなど、ボクシングの国内世界戦と配信へと切り替わっていた。