超(スーパー)RIZIN2大会が7月30日、さいたまスーパーアリーナで開催されることが27日、発表された。超RIZINは22年9月以来2度目開催。同日、東京・新宿区で記者会見が行われ、フェザー級ワンマッチで、朝倉未来(30=トライフォース赤坂)がヴガール・ケラモフ(31=アゼルバイジャン)と対戦することが決定した。

同日、東京・新宿歌舞伎町タワーで開かれた発表会見に出席した朝倉は「ケラモフ選手はRIZINのコアなファン以外はあんまり知られていないかもしれないが、フェザー級で1番強いという呼び声もあるので、俺から指名しました。ケラモフ選手を倒して、今年中に(RIZINフェザー級王者)クレベル(・コイケ)選手も倒します」とキッパリ。難敵撃破で21年6月に敗れた王者コイケへのリベンジにつなげる姿勢を示した。

6月24日にはコイケがRIZIN5連勝中で勢い十分の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)との防衛戦を控えている。朝倉は「フェザー級の試合でいうと斉藤(裕)選手、牛久(絢太郎)選手を続けざまに倒し、RIZIN王者の初代と2代目を倒した。クレベルとやったのはもう2年前でかなり強くなったことは証明していたのでタイトル戦ができると思ったが。クレベルが中堅選手と遊んでいるので、俺は険しい道を行ってやるよという試合として選びました」と口にした。

4月のRIZINランドマーク5大会で牛久戦から約3カ月の試合間隔となるものの「ケガはまったくなかったので。追い込んでいるまま継続できるので良かった。(榊原信行)社長が超RIZINを立ち上げたので、俺が出ないといけないかなと思って出てきました」と笑顔。現在3連勝中の勢いあるケラモフとの対戦に向け「気持ちも強いし、体強いしレスリング力も高い。俺の腰が重いのでテークダウンに入ればはいるほど疲れて、後半、俺が打撃でプレッシャーをかけて倒すんじゃないかと思う」と攻略のプランも明かしていた。

また榊原CEOは朝倉がケラモフに勝った場合、王座挑戦のチャンスを与えることを明言した。