22年10月に死去したアントニオ猪木さんゆかりのグッズなどを展示する「超猪木展(仮)」が24年6月、東京・京王百貨店新宿店で開催されると15日、発表された。

8月3日から同店B1階on the Cornerで開催されていたアントニオ猪木生誕80周年「燃える闘魂・アントニオ猪木展」は15日午後5時に閉幕。猪木-アリ戦が行われたことで制定された24年6月26日の「世界格闘技の日」を最終日として、約1週間の日程で同店7階大催場で規模拡大の猪木展が開催されると決まった。

今回の猪木展は想定を超える約3万人の来場者をマーク。限定グッズが次々と売り切れる盛況ぶりだった。猪木元気工場(IGF)の宇田川強取締役(45)は「来年の会場は後楽園ホールから両国国技館に規模が拡大されたようなもの。今回はIGFが保存、管理する展示品50点ほどだけだったが、次回は3倍以上に増やしていきたい」と説明した。

展示品に関しては猪木さんにゆかりのある関係者や猪木さんグッズ収集家などにも声をかけていくという。同取締役は「大猪木展になるのか、超猪木展になるのか、それともシン・猪木展になるのか。展示品を幅広くお声がけして募集したい。百貨店の他の階でも、例えばビアガーデンで猪木酒場を復活させるなど企画を考えたい。新しい企画もファンの方から募集していきたいと思っています」と口調を強めた。

また閉幕直後に行われたクロージングセレモニーには猪木さんの実弟啓介氏が登場し「本当に15日間、スタッフのみなさま、ご苦労様でした。まだまだ暑い日が続きます。みなさま、くれぐれ体だけは気をつけてください。元気があれば何でもできる。行くぞー、1、2、3、ダー!」で締めくくっていた。