Club Venusのマライア・メイが、スターダムでのラストマッチで敗れた。

最終戦の相手は、かねてSNSでもラブコールを送っていた“お気に入り”の羽南。出場権争奪ランブルを一緒に勝ち抜いた。今月10日の大会でもタッグを組んでいた2人が最後にぶつかった。

開始早々、感情むき出しで目の前の相手にぶつかっていった。激しい場外戦の後のエルボー合戦では、会場内に重い音が響き渡る。ツームストンでカウント2まで追い込むも、力を付けてきた羽南の逆襲に遭い、最後はセブンティーンで丸め込まれた。

試合後コーナーでうなだれるマライアの目には勝った羽南の涙があった。マイクを譲られ「今日は最後の試合です。みんなありがとう」。日本語でのあいさつに、会場からコールが沸き起こった。「日本大好き、スターダム大好き、みんな大好き。私のことを忘れないでね」。最後に熱い抱擁で締めくくり、抱き合いながらリングを後にした。

試合後も一緒にバックステージに登場。「STARDOM is BEST。必ずこのリングに戻ってくる」。わずか9カ月ではあったが、大好きになったスターダムのリングに別れを告げた。