日本選手の最重量級世界挑戦が実現へと動き出した。日本ヘビー級王者但馬ミツロ(29=KWORLD3)が、WBC世界ブリッジャー級16位にランクされたことが4日までに分かった。

プロモートする「3150FIGHT」亀田興毅ファウンダー(37)は、ウズベキスタンで開催されたWBC総会に出席。その場で同級王者ルーカス・ロザンスキー(37=ポーランド)陣営と接触し、世界戦に向けた交渉を開始した。ロザンスキーは15戦全勝14KOの戦績を誇る強打者。交渉が順調に進めば、来春にも日本で開催が実現する。

興毅氏は「今、ミツロに風が吹いてるよ」という。WBCで初の世界ランク入りを果たしたが、WBAでもブリッジャー級と同じリミット101・6キロのスーパークルーザー級が新設。ここでもランク入りする可能性が高いという。

日本選手ではかつて、西島洋介がクルーザー級(リミット90・7キロ)で日本非公認のWBF世界王者となった。今回、ミツロの挑戦が実現すれば、日本選手最重量となる。

夢の舞台に向けて、ミツロも必死に体重を落としているという。今春には127キロあった体重を101キロまで落とす。興毅氏は「競走馬の調教師の気持ち。ガンガン“坂路調教”して絞りこむ。来春には『ミツロインパクト』に変身するよ。日本中に“衝撃”を与える」と意気込む。

興毅氏が「名刺交換もしたで」というロザンスキー陣営は好意的で、夢の世界戦へ展望は明るい。日本選手最重量世界王者誕生なるか。24年日本ボクシング界の大注目は間違いない。【実藤健一】

◆ブリッジャー級 WBCが20年に新設を発表した同団体独自の階級でヘビー級とクルーザー級の間に位置する。全階級で2番目に重いウエートのリミットは101・6キロ。「ブリッジャー」は犬から妹を助けるために90針縫う大けがを負った勇敢な当時6歳の米国人少年の名前に由来する。