主宰者・藤波辰爾がインフルエンザ感染で欠場したメインイベントのスペシャル6人タッグマッチで、藤波の息子LEONAが奮闘した。

LEONAは船木誠勝、急きょ参戦の藤原喜明とタッグを組み、宮原健斗&関本大介&安斉勇馬の3人と対戦した。

LEONAは、試合前から挑発を続けてきた全日本プロレスの“スーパースター”宮原に対し、臆することなく立ち向かい、エルボー、ヘッドバットなどを次々に繰り出していった。

だが、さすがにスーパースターは簡単には倒せない。宮原は場外でもLEONAをエルボーやキックでボコボコにし、リング内でもLEONAに連続でブラックアウト(ランニング2段式膝蹴り)を突き刺した。

最後は23分12秒、シャットダウン・スープレックスホールド(背後から相手の腕をロックし、持ち上げた後にタメをつくってから反り投げる技)でLEONAを仕留めた。

宮原は試合後のマイクで「おい、LEONA、いろいろあおるようなことを言ったけど、よく調べたらそんなに年齢変わんねえじゃねえかよ。いろいろ言って悪かったな」とファンを笑わせた後、LEONAへエールを送った。

宮原は「だがLEONA、これがプロレス界のスーパースターだ。次、また俺にこのリングで会いたいならば、このプロレス界の最前線に来るしかねえぞ。俺がいつまでもこのプロレス界の最前線を突っ走っているからな。お前を待つことはしない。だが背中を追いかけることはできるんじゃねえか?」と話した後、「ドラディション最高でした!」と叫んでリングを後にした。【千葉修宏】