ボクシングWBC世界フライ級王者寺地拳四朗(33=BMB)が、国内2人目となる2階級での王座統一を目指す。13日、東京・両国国技館で、WBA世界同級王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)との2団体王座統一戦を控える。3日、出げいこ先の東京・練馬区の三迫ジムで練習を公開。ライトフライ級に続き、フライ級でも統一王者となって同級最強を証明する意気込みを示した。

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日本で世界主要4団体のフライ級王者全員が世界戦に臨む3月に突入した。なかでも統一戦が組まれた寺地は静かに燃える。10日後に迫ったWBA王者ユーリ阿久井との統一戦に向け「良い勝ち方ができれば。圧倒的に僕が強いと思わせたいので。そういう試合になれば良いなと思っている。コンディションも良く、仕上がりはすごく良い。自信満々で調整している」と手応えを口にした。

12年6月の井岡一翔-八重樫東戦、22年11月の寺地-京口紘人戦に続き、国内3度目となる日本男子の世界王者同士による統一戦だ。自身2度目の統一戦へ「外国人よりも日本人の方がイメージはわきやすい。外国人とやるよりは盛り上がるし楽しみ。日本人同士の統一戦は前にもやっていて自分のモチベーションも上がる」と歓迎した。

複数階級で王座統一に成功すれば2階級で4団体統一に成功した井上尚弥(大橋)に続いて日本選手2人目となる。また日本人の世界王者対決の統一戦2連勝となれば初の快挙だ。寺地は「フライ級を盛り上げていきたいのはもちろんある。良い勝ち方ができれば盛り上がる」と意気込んだ。

総スパーリング数は計160ラウンド前後を予定。過去に何度も実戦練習で拳を交えているユーリ阿久井だけに「自分の中ではある程度、想像できている。その通りにいけば、圧倒できるのかなというのはある。警戒しているが、自信はある」と強調。2階級での王座統一を成功させ、フライ最強を証明するつもりだ。【藤中栄二】

◆WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国)13日、東京・両国国技館で同級14位京口紘人(31=ワタナベ)と2度目防衛戦。

◆IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(24=メキシコ)29日、愛知県国際展示場でIBFライトフライ級王者矢吹正道(32=LUSH緑)と初防衛戦。