プロボクシングWBA世界フライ級3位、WBC世界同級2位のリカルド・サンドバル(26=米国)が24日、横浜市内のジムで練習を公開した。30日、横浜BUNTAIでWBA、WBC世界同級統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)に挑戦する。同日の公開練習ではシャドーボクシング、ホセ・トーレス・トレーナーとのミット打ち、サンドバッグ打ちなどを披露し、右構えから軽快にパンチを繰り出して好調ぶりを示し「調整はパーフェクトだ。2~3カ月、この試合のためにトレーニングしてきた。このタイミングで寺地選手に挑戦できることを楽しみにしていた。ベルトを奪いにきた」と言葉に力を込めた。

標高2000メートル以上ある米カリフォルニア州ビッグベアで初めて高地トレを実施した。サンドバルは「タイトル挑戦などのビッグマッチが決まったら(高地トレを)やりたいねと話していたんだ。とても素晴らしい経験だった。落ち着いて静かな環境で、1カ月半強の間、ただ起きて練習して寝る繰り返し。練習に集中して体をつくることができた」と手応えを示した。

21年6月、IBF世界同級挑戦者決定戦としてジェイ・ハリス(英国)にアウェーで8回KO勝利したが、王座挑戦は実現しなかった過去がある。翌年7月にWBA世界同級挑戦者決定戦では判定負け。遠回りしたタイトル初挑戦で2本の世界ベルトがかかっているだけに、サンドバルのボルテージは一気に上がる。

「ずっと待っていた世界戦だが、一気に2本のベルトが取れることで自分の中で大きなチャンスになった。21年に英国でハリス選手と試合してベルトを取る気持ちでいたができなかった。今年は25年。チャンスがないままここまで来てしまった。2つ一気に取ることですべてを挽回できる」

現在6連勝中で24年7月にはWBC同級シルバー王座(日本未公認)を獲得するなど、堅実かつ安定したファイトに定評がある。挑戦する寺地は2階級で王座統一に成功し、創刊100年以上の歴史と権威があるとされる米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)のランキングで9位に入る。その統一王者に敬意を表しながら「彼が手にしているすべてのものを奪うつもりだ。私の方がボクサーとしてボクシングもスタイルでも上回っている。彼は手数を出すが、それだけ隙があってカウンターチャンスがある」と口にした。

胸に秘めた戦略に絶対的な自信を持っているだけに「自分はエキサイティングな試合をお見せするスタイル。人々をワクワクさせる、楽しんでもらえる試合をしたい。火花が散るような激しい試合を期待してほしい」と強気の姿勢を貫いていた。