日本フライ級1位の野上翔(24=RK蒲田)がプロ6戦目で初タイトルを奪取した。
同級王者永田丈晶(27=協栄)に挑戦し、2-0(95-95、96-94、98-92)の判定勝利を挙げた。両者サウスポー同士の対決。ぐいぐい前に出る王者永田に対し、右ジャブから左ストレート、左フック、左オーバーハンドと多彩にパンチを打ち分けてラウンドごとに見せ場をつくってジャッジに支持された。
無尽蔵のスタミナを誇る王者と後半に入っても打ち合いながら競り合い、初挑戦で日本王座ベルトを勝ち取った。野上は「(永田が)本当にスタミナがあって試合についていくという形になりました。前半は(ポイントが)取れたと思っていた。後半から(王者が)出てくると思っていた。自分との勝負だと思ってやり切った」と腰に巻いた日本王座ベルトを見つめた。
名門の拓大ボクシング部で主将を務め、アマ戦績40勝23敗のトップアマで、愛称は「野獣の王子」。フライ級期待のホープとなる野上は「1つ1つ用意された試合をクリアし、世界王者になります」とリング上で力強く宣言していた。

