元WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(36=志成)がバンタム級に転向すると正式表明した。所属ジム主催興行のメインイベントの前にリングに登場。「僕の口からみなさんに伝えたいことがあります。階級をバンタム級に上げて5階級制覇を目指したいと思います」と次戦からバンタム級で戦うことを明言した。
バンタム級でも世界王座獲得に成功すれば、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級に続き、日本男子初の5階級制覇となる。現在、世界バンタム級戦線にはWBA休養王者堤聖也(29=角海老宝石)、WBC王座決定戦に臨む同級1位那須川天心(27=帝拳)、同級2位井上拓真(29=大橋)ら日本選手中心の激戦階級となる。
バンタム級初戦のリングは恒例となる大みそかになることも明言した。
「大みそかに向けて今年も戦わさせてもらえることになりました。自身初めてのバンタム級なので、自分の中でも不安なことだったり、未知な部分がすごい多いんですけど、自分4階級制覇したからこそ挑戦できることだと思うので、その舞台に上がらせてもらえることに感謝して、自分ができることを精いっぱいやって。ボクシング人生の中でも最後の大きな挑戦になると思うので応援していただいたみなさんに少しでも恩返しを結果でしたいと思います」
今年5月、フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との再戦に敗れて以来、約7カ月ぶりのリングから新階級で戦うことになる。既に最新の世界ランキングでもWBO以外はバンタム級でランキング入りし、WBA9位、WBC5位、IBF11位に入っている。
井岡は23年12月の日刊スポーツのインタビューで初めて将来的なバンタム級転向&世界5階級制覇への意欲を公言。「自分でも、どこまでいけるか分からない。分からないけれど、僕が『5階級制覇挑戦します』と言えば挑戦は実現するわけじゃないですか。その切符を持っているので、それを持っている以上はやりたい」と強い意欲を示していた。
また自身の5階級制覇を狙う意義も明かし「いけるところまでいきたい。今は自分だけでなく、人それぞれ可能性があるという素晴らしさを伝えたい。自分ができたことで、少しの気づきや行動で、いろんなことが変われるというのを今は伝えたいし、自分の行動や挑戦で次の世代の人達に伝えたいです」と胸中を口にしていた。

