陸上世界選手権の男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した藤光謙司(31=ゼンリン)と飯塚翔太(26=ミズノ)が、大相撲を初観戦した。

 土俵に近い向正面のたまり席で、巨漢同士のぶつかり合いを堪能。結びの一番では横綱日馬富士が敗れ、座布団が舞う光景も目の当たりにした。

 印象に残った一番について飯塚は「やっぱり、最後に横綱が負けたところ」と驚いた様子。藤光は「陸上にはない盛り上がりや歓声がありました。僕ら(陸上界)にも欲しいなと思いました」と、独特の雰囲気を堪能していた。

 陸上界では、9日に桐生祥秀(21=東洋大)が男子100メートルで日本初の9秒台となる9秒98をマークしたばかり。藤光は「あの後直接会って、抱き合って『おめでとう』と言いました」と言い、飯塚は「同じ選手として刺激になります。すぐにLINEしました」と話していた。